日本興亜損保の火災保険の契約は、住宅ローンを組む時の指定だった。比較検討したわけではない。保険料は35年一括で10万円程度。
どこの火災保険でもそうだろうけど、平時は、何の問題もない。最初に一括で保険料を払っていて、毎年請求があるわけでもない。契約内容の確認のお願いなる書類が、時々届く。
さて、数年後、日本興亜損保の火災保険と契約しているマンションを売却することになった。不動産の売却は、何だか不思議な人生の流れで、不動産を商売にしているわけでもないが、人生で数回やっている。それでも、なかなか大...

売却から1年以上すぎて、日本興亜損保から火災保険の契約内容のご確認のお願いなる書類が届いた。
それで思い出した。あ、そうか、解約してないのか。
もう自分のモノでないマンションに、現在の所有者の知らない火災保険がかかっていて、火事があれば、受取人は、俺である。いやぁ・・犯罪の匂いがしちゃうぞ。買ってもらった人も気持ちが悪いだろうなｗ
それに、そうか、35年の途中で解約すれば、一括で支払った保険料が一部でも戻ってくるだろう。

で、日本興亜損保から火災保険の契約内容のご確認に書かれていたフリーダイヤ...

予感と不安は当たった。日本興亜損保の火災保険の解約手続きのための書類は、数日待っても届いてこない。
もう一度、日本興亜損保から火災保険の契約内容のご確認に書かれていたフリーダイヤルに電話をする。
本人確認が終わって、「まだ届かない」というと、しばし待たされ、「まだ発送していない」「混みあっていて」という。
おいおい。書類送るのに何日かかっているんだ？
「申し訳ありません」
「解約が遅れたら、その分、戻ってくる保険料、減りますよね？」
「申し訳ありません」
「その保険料の負担をするのは、俺ですよね...

で、電話がなかなか来ない。あそこまで、怒っているを明確に伝えたけども、動きが悪い。
で、金融庁に「日本興亜損保が火災保険を解約させてくれない」といいつける前にｗ
独立行政法人国民生活センターの地元の消費者センターに相談をもちかけた。
ざっと説明すると、落ち着きがありながら、場数を踏んでいそうな女性は
「どちらの窓口とお話されましたか？」という。
電話番号などを伝えると、
「ちょっと待って下さい・・・。ああ、それはきっと、代理店の窓口ですね。え～と、今調べますね・・・うん、それじゃあまず、日本興...

日本興亜損保のお客様相談窓口に電話した。フリーダイヤルではない。しかし話は早かった。
説明をザットすると「代理店に対するクレーム扱いでよろしいですね」「はい」と応じる。「いやあ、もう、この電話で解決できないようなら、日本損害保険協会の相談窓口にいこうと思ってるくらいですから、相当、怒ってます」
それで想像したのは、質問とか相談とか、窓口の処理のレベルがあるんじゃないかな。「苦情」「クレーム」のレベルであると分類されると、社内の動きが変わるんじゃないだろうかと思った。「ご迷惑掛けて申し訳ありません...

やがて、日本興亜損保の代理店の担当から、やっと電話がきた。
「書類は今日送ります」という。
「今日送ることができるというなら、どうして今まで何日も放置してたんだ？ 怒らないと動かないんだな」
「大変、混雑しておりまして」
考え方や受け止め方はイロイロあるだろうけど最低の応対のように思う。
「解約を遅らせたいんじゃないかと疑っている。非常に不信感をもっている。さっきの窓口の電話では、この先2週間かかるとか言ってたぞ。怒ると早くなるのか。」
「申し訳ございません、解約日は、最初にお電話をいただいた日...

日本興亜損保の本社営業部からの電話は、約束のお昼・・の前に、ちゃんとかかってきた。
日本興亜損保の本社営業部の担当者は、まず事実や状況確認を、代理店との間でやっていたようだ。俺のほうからは、追加での説明は、まったく必要なかった。これは想像なんだが、今までの代理店や、日本興亜損保の窓口との電話の録音でも、全部きいているんじゃないだろうか。
いろいろな問い合わせ窓口に電話してよくある、同じことを繰り返して言わされる・・ということが、まったくなかった。これは・・・ある意味すごいｗ
もし録音なしの報告...

で、その日のうちには、問題の速達が来なかったw
いいでしょう。
今日、つまり次の日である今日の夕方の１６：００まで待ってみようと思う。
それでだめなら、日本興亜損保の本社営業部に電話してやろうじゃないか。

「いったいおれに、どれだけ電話代を使わせれば気がすむんだ！」
「日本興亜損保とだけの電話じゃないぞ。独立行政法人国民生活センターの消費者センターとの電話代だってあるんだぞ。そこでしっかり相談にのってもらって、代理店じゃだめでしょうからと、そこで、本社の電話番号を教えてもらったんだ。」
「会社...

速達がやっと届いた。2日かかった。
まあね、消印をみると、「出した」という日の消印になっていたから、郵送の時間がかかったのは、日本興亜損保の火災保険の代理店の責任じゃないだろうから、そこについては、これ以上、文句はいわない。

でもね、開封してみて、唖然としたのだが、要約すると「その日を期限として返送しろ」とある。
あのさ・・。郵便が届いた日を期限・・としてくる神経は、かなりひどいと思うぞ・・・。

ほうぅ・・・と。これが日本興亜損保の火災保険の代理店のやりかたかい。よくわかった。
おまえら、日...

数日後、日本興亜損保の本社営業部から最後の電話がきた。
代理店からの書類は、無事に日本興亜損保の本社に届き、社内の手続きも急がせたようで、数日後の日付に振込みますと明言してきた。

いやぁ・・・最初の２,３週間かかります・・は、何だったのだろうｗ
まあ、社内的に、トラブル、クレーム扱いで、無理をしたんだろうな・・。

今回、だいぶ学習というか教訓を得た。
保険の類の代理店レベルでのトラブルは、まず保険会社そのものに持ち込んだほうがいいだろう。勿論、全ての損害保険会社は、ビジネスでやっていて慈善事...